【十二ヶ月の句盃】
俳句は、自然を見つめ自然を思う日本人の感性と日本語が凝縮された世界。 その俳句を、より身近に感じて頂きたい。 俳句の中の自然観季節感をカタチあるものに表現したい思いから、この「句盃」は生まれました。 誕生月の句やお好きな句とともに、 ご自分への、大切な方への贈り物にしていただけましたら幸いです。
この小盃の絵柄は「羽子」をデザインしたものです。
12ヶ月の中の1月の絵柄です。
「羽子」新年の季語
羽子の音の止んで幼の泣く声か
俳句作家上野貴子の俳句のモチーフより器の絵柄が生まれました。
品切れの場合はご注文から1ヶ月程お時間を頂いております。
ひとつひとつ手作りですので絵柄や風合いが微妙に異なることをご了承下さい。
品物を実際にご覧になりたい方は6月1日〜23日まで渋谷東急プラザ3F111にて出店致しております。
【モチーフについての歳時記】
「羽根つき」を知らない方はいませんよね。
だれでも懐かしく思い出されることと思います。
それでは、「羽根つき」の起源や意味をご存知でしょうか???
健康に関する意味が込められているのですが
意外に知られていないのではないでしょうか???
「羽根つき」「羽子板」「羽子」
「追羽子(おいばね)」「揚羽子(あげはね)」「遣羽子(やりばね)」
など、俳句では、さまざまな羽子板にまつわる言葉があり
勿論 新年の季語です。
起源は、奈良時代!女子の神事だったという説や
室町時代に中国から伝わったという説などなど諸説あるよう。
その中でも厄払いの意味があったと言い伝えられていてこれが有力!
羽子板の羽子は「無患子(ムクロジ)」の実から出来ていて
そこに鳥の羽を付け蜻蛉に似ているところから
羽子板で病を運ぶ蚊を追い払うと言われ一年の厄を払う「羽根つき」と言われたそうです。
昔は蚊が人間に病を運ぶとされていて、その蚊の天敵の蜻蛉にみたてた
「無患子」の羽子で子供が患わないように蚊を追い払って厄払いをしていたのだそうです。
打ち損じると顔に墨を塗るのも魔除けの意味があるのだそうです。
お目出度い子供の遊びにも元気に育ってほしいと願う気持ちが込められているのです。
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