【十二ヶ月の句盃】
俳句は、自然を見つめ自然を思う日本人の感性と日本語が凝縮された世界。 その俳句を、より身近に感じて頂きたい。 俳句の中の自然観季節感をカタチあるものに表現したい思いから、この「句盃」は生まれました。 誕生月の句やお好きな句とともに、 ご自分への、大切な方への贈り物にしていただけましたら幸いです。
この小盃の絵柄は「西瓜」をデザインしたものです。
12ヶ月の中の8月の絵柄です。
「西瓜」秋の季語
刃を入れて割れる西瓜の潔し
俳句作家上野貴子の俳句のモチーフからこの器の絵柄が生まれました。
品切れの場合はご注文から1ヶ月程お時間を頂いております。
ひとつひとつ手作りですので絵柄や風合いが微妙に異なることをご了承下さい。
品物を実際にご覧になりたい方は6月1日〜23日まで渋谷東急プラザ3F111にて出店致しております。
【モチーフについての歳時記】
西瓜は日本の夏の風物詩ですね。西瓜を縁側で食べる姿は昼ならランニング姿の子供達、夜なら花火に浴衣姿と夏休みが思い浮かびますが、実は俳句では
「西瓜」は
秋の季語です。秋と言っても暦の上での秋の始まり、立秋の8月が旬な果物ですから、夏休みの思い出には欠かせないのは確かに今も昔も同じようです。
殆どが果皮に縞模様があり果肉は赤色ですがまれに黄色もあります。多汁で甘いことから果物の代表で
水菓子と言われていました。
「菓」という字は「くだもの」の意を表し、菓子とは、昔は日本では多くが果物でしたが、今は小麦粉や餅など様々な形に作ったものを言います。逆に水菓子と言えば「西瓜」や「水蜜桃」をさして、焼き菓子を中心とした洋菓子がスイーツと呼ばれて人気のようです。